当選発表における次点の追加について

 過去、令和3年4月利用分・5月利用分の当選発表は、当選した団体の受付番号のみでしたが、6月利用分の当選発表から次点の受付番号を同時に発表します。

当選団体に、やむおえない辞退や当選を無効とすべき事象が発見・発生した場合などに、次点団体を繰上げて当選とするものです。

次点の受付番号が当選に値するものとなった時点で、当センターから連絡をして次点団体の当選受入れの意向をお聞きします。何らかの理由で辞退であれば次の次点団体にと、当選受入れ確定まで繰り返して行います。

ただし、連絡が付かない場合は次の次点権利者に移行します。当選申込の期限間際であった場合などには、次点の仕組みが実施されない場合があります。

また、次点の効力は、当選申込期限を持って喪失します。
ですから、本来の当選団体が申込をせずに当選を失効させた場合には、次点の権利も同時に失効しますので、次点の受付番号は繰上当選とはなりません。

 

<1:連絡が付かない場合、次の次点権利者へ移行する理由>
例えば、連絡が付くまでかけ直すとした場合、詐欺を疑い電話に出ない方がいたり、長期に留守になっていてもセンター側では分りませんので、結果として失効期限を迎えてしまうことがあり得ます。

また、いつ繰上げが発生するか予測が付きませんので、繰上げを希望される方はいつまでも連絡をお待ち頂くことになり、事実上、そのようなことは無理と思われます。

予約抽選方式で申込んだ方々に、平等に当選の機会を得て頂く必要があります。

これらを鑑みて、電話連絡をして繋がらない場合、一時間に3回(初回、30分後、1時間後)繋がらなかった場合は、次の次点権利者に移行して繰上げ対応を続けています。

<2:当選の失効に対して、次点の繰上げをさせない理由>
当選の失効は、申込期限日の閉館まで分りません。つまり翌日の朝に失効が判明しても、その時には通常の先着順に空室受付が開始されてしまいます。

次点の団体に意思を確認することになってしまうと、新規の空室受付を止めて行なうことになり、平等・公平な申込が果たせなくなるので、次点の繰上当選の運用はできません。

<3:次点の考え方>
次点の扱いは、権利であって義務ではありませんし辞退可能です。
例えば、複数の他のセンターに応募して当選が重複したため、当センターの当選日時が辞退されたことを想定しています。
本来の当選者が上記の例などの理由で当選を辞退した場合、その日時を希望した落選者が、申込をしなかった他の希望者と同列に、後日その日時を競わなければなりません。
もともと辞退した当選者が申込んでいなかったなら、次点だった方が本来の当選者だった訳です。
この当選者の行為を防止する観点から「当選者は必ず申込むこと」として予約抽選をスタートしましたが、期限失効の仕組みがある以上、当選者全員の申込達成が不可能であり、辞退された日時は何も生み出さなかった
無駄で意味の無いものとなってしまいます。
そこで、辞退を防ぐことが出来ないまでも、辞退された日時を申込んだ方々に再度チャンスを得て頂くことが、当選の可能性を平等に得る権利だと考え、次点の仕組みが設けられました。